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トリコモナス膣炎とはどんな病気?感染原因と治療薬について

2020年02月18日

トリコモナス膣炎では、10日程度の潜伏期間を経て、外陰部や膣の激しいかゆみ、黄白色の泡だったおりものの増加が見られます。また、膣壁の色が、いつもより赤くなる膣壁発赤という状態が起こることがあります。膣に出血が見られるようにもなりますが、10%から20%の人は症状を感じないともいわれています。本人が気づくのは大抵おりものの変化で、この泡状のおりものは悪臭を伴い、魚の腐ったような匂いと表現されます。

これはトリコモナス原虫が膣内に定着することで起こる感染症です。感染者の年齢層が非常に幅広いのが特徴で、性行為の経験がない女性や幼児にも感染者がするとされます。性行為以外の感染経路があることで知られていて、注意すべきは垂直感染と呼ばれる母子間の感染です。まれにですが母体から胎児や新生児にそのまま感染して生まれるケースがあります。また妊娠している女性が感染すると、早産の原因になります。トリコモナス原虫は乾燥に弱い反面、水中では活発に活動し、かなり長い時間感染力を持ちます。浴槽を媒体にした家族感染もですが、下着やタオル、便器などに触れる機会があれば感染します。

性行為でも感染し、男性がトリコモナス原虫に感染すると、尿道から微量の分泌物が出る、排尿時にしみるなどの軽い尿道炎のような症状を起こします。しかし多くの場合にこれらの症状が起こらない上に、検査を行っても陰性となる場合があります。よって何度も女性だけが再発するということがあり得ます。もし再発したら他の性感染症と同じように、パートナーも検査や治療を行いましょう。性感染症や性病に関しては、日頃から話し合える環境を築いていくことが大切です。

このように感染の原因が広く考えられます。原虫を駆除しなければ自然治癒は見込めない病気です。治療にはメトロニダゾール、トリニダゾールといった薬を用います。製品名としてはフラジールやハイシジンといった名前で販売されています。共に内服薬と腟錠があり、女性も男性も経口剤を使うことが推奨されます。服薬が難しい例では腟錠の単独療法を10日間行います。追加で治療が必要となる場合もあります。

膣錠の効果的な使い方について説明します。膣錠とは膣内の細菌やカンジダ症、トリコモナス膣炎などの真菌を殺したり、炎症を治療するために膣内に直接挿入する薬の事です。深く挿入することで徐々に溶けて効果が現れます。使い方は、まず外陰部を清潔にし、きれいに洗った乾いた手で膣錠を持ちます。中腰になって尖ったほうから膣内に入れ、人差し指の頭にのせて膣内に深く挿入します。1日1回の使用なら就寝前を選ぶと薬が出て来る心配がありません。挿入後は激しい運動を控えておきます。生理中は使用を中止し、生理が終わってから使用するようにしましょう。膣カンジダになったときも膣錠を用いることがあります。主な薬をエンペシド膣錠といいます。エンペシド膣錠は要指導医薬品なので、ネットでは基本的に購入できません。