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ヘルペスが感染する所は色々ある

2019年09月23日
ウィルス

ヘルペスウイルスには1型と2型というふたつのタイプがあります。1型とは、唇や顔などの上半身に症状があらわれるものをいいます。唇には異常はなく、口内炎として症状が出る場合もあります。2型とは、下半身に水泡ができるもので、性器を中心にあらわれることがあります。

ヘルペスウイルスは一度感染すると体内に潜伏し、再感染を繰り返すことが特徴です。潜伏場所は腰辺りの神経で、体内にいるヘルペスウイルスを退治することは、現状使われている薬ではできません。免疫力が低下すると皮膚や粘膜まで出てきて異常を起こします。

ヘルペスウイルスは直接接触が感染経路になります。タオル、食器などが感染経路となることもあるので、家族からの感染で多くの子供が抗体を持っていました。しかし最近では衛生環境が整ったことなどが理由で、20代、30代でも抗体を持っていない人が多いとされています。子供のころに抗体ができていると、再発しても比較的症状が軽いのですが、大人になって初めて感染すると、症状が重くなることがあります。

性器やお尻の周辺に水膨れができることを性器ヘルペスといいます。性行為で感染している場合が多いです。女性のほうにかかる比率が大きくなっており、男性の約2倍の女性がかかるとされています。再発を繰り返すという特徴は口唇ヘルペスと同じです。下半身に症状があらわれる2型は、上半身に水泡ができる1型よりも再発しやすいといわれており、人によってはひと月に何回も再発することがあります。症状に気づかないことや、症状自体が出ないこともあります。その場合神経だけではなく唾液や精液などにウイルスが潜んでいる可能性があり、非常に感染しやすい病気です。

1型の中でも目にできる角膜ヘルペスは失明の恐れがありますので要注意です。自分自身の水膨れに触れても症状が広がるので、患部にはできるだけ触らないようにします。特に水膨れの中には多くのウイルスが詰まっているので、破かないように細心の注意を払います。ただし自然に破れた場合、洗うことで感染が防げるので、洗うことはやめなくてよいです。

水膨れの範囲が広い帯状疱疹は、胸や背中、お尻やお腹、腕などにでき、再発することはまれです。しかし口唇ヘルペスと性器ヘルペスは再発することが多いとされています。これは他人からうつったのではなく、自身の体内に潜伏しているウイルスがなんらかのきっかけで再活性化し、神経を伝って皮膚や粘膜に出てきて病相を作るためです。日頃から体調管理やストレス管理に気を配って、免疫力を低下させないことが重要です。

感染初期の場合は水泡が大きく、発熱したりリンパ節の腫れが見られる場合があります。再発すると軽症のことが多いです。アトピー性皮膚炎がある人は、再発の場合でも激しい症状がみられることがあり、掻くことで重症化しやすい傾向にあります。治療にはヘルペスウイルス専用の外用薬や内服薬を用います。